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本日のワイン6(日本ワイン第5回)

日本ワインの代表格の御紹介は、第2回、4回で行いましたが、

今回も、美味しいワインを選びました。

  平成26年4月14日(月)

会場  ビストロ ラ ボーレ

メンバー 福岡日本ワインクラブ(仮称ヘイル会+ビジター))10名

ワインリスト

安心院・(安心院)スパークリングロゼ                    3.6

産地・安心院(大分県) 醸造者・三和酒類株式会社安心院葡萄種工房(安心院)

葡萄 カベルネソーヴィニヨン・メルロー

販売者資料 安心院で収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローで製造したロゼワインを主体に、樽熟成した原酒をブレンド後、ビン内2次発酵を行いました。発酵終了後そのまま酵母を取り除かずに3年間の熟成を行いオリ抜きし製造しました。長期間の熟成によるきめ細やかな泡立ち、複雑で奥行きのある香り、深い味わいが特徴です。

提供者コメント 安心院は日本のスパークでは、他を抜いて、美味しいレベルに達しています。ロゼは初体験ですが、白より高価なので美味しくないと困ります。

 

イケダ・グランキュべ甲州(菱山畑)2011                     4

産地・菱山(山梨県勝沼) 醸造者・イケダワイナリー株式会社(勝沼)

葡萄 甲州

販売者資料 樽の使い方では定評のある池田氏のフラグシップワインです。やや辛口。 1995年、某大手食品メーカーの国産ワイン部門撤退を受け、その免許、醸造器具等々を譲り受けるチャンスに恵まれ、勝沼町内の別中堅ワイナリーで醸造責任者をしていた池田俊和氏が『自分のワイナリーで自分のワインを造りたい』と、長年の夢であった独立を遂げました。 独立当初は、一人で切り盛りしておりましたが、現在では、カリフォルニアのリッジヴィンヤードやオーストラリアで海外研修を終えた東大農学部卒のご長男・池田秀俊氏も加わり、味わいにこだわったワイン造りをご家族でおこない、山梨県内の同業ワイナリーからも注目を集めています

提供者コメント 甲州はシャルドネに比べて美味しいのが少ないのですが、これは特別美味しく、また日本的な個性を持っています。貴重な在庫が限られたワインですが、三越ショップ店長に味わって頂く為に、3回目の提供です。

 

丸藤・ルバイヤートシャルドネ(旧屋敷)2009                4

産地・旧屋敷(山梨県勝沼) 醸造者・丸藤葡萄種工業株式会社(勝沼)

葡萄 シャルドネ

販売者資料 伝統あるワイン産地山梨県勝沼の地で世界の銘醸地と肩を並べられるワインを造りたいとの思いから1993年、4枚の段々畑の石垣を崩し元の地なりの傾斜地にし、暗渠排水を設けた「旧屋敷」でシャルドネ種の栽培を始めました。彩果(4代目娘さんの名)農場のシャルドネも僅かにアサンブラージュ、シャルドネの品種の特徴を大切にしました。新樽を50%使用、上品で繊細な味わい、芳醇で熟成感のあるワインです。2回目のご提供です。

提供者コメント 丸藤は、日本ワインのメッカ勝沼在の1890年(明治23年)創業の老舗です。3代目の大村春男氏は、1990年にカベルネソーヴィニヨンとシャルドネ種の垣根式栽培を開始し、地元のみならず全国のワイン醸造を志した若者を指導されて、校長先生みたいな人望があります。ワイナリーを訪れると、大村さん等スタッフが楽しく応対してくれます。メルローは日本各地で美味しく作られていますが、塩尻産の契約農家で作られた葡萄を用いた丸藤のルバイヤートメルロー2004年と2009年もの(塩尻産)は特級の出来で、かつ量産されていますので、お勧めです。

 

丹波・鳥居野カベルネメルロー2009                  3

産地・丹波鳥居野(京都府) 醸造者・丹波ワイン株式会社(勝沼)

葡萄・カベルネソーヴィニヨン・メルロー

販売者資料丹波ワインの創業は1979年から始まる歴史は30年ほどのワイナリーさんです。照明器具メーカー社長であった故黒井哲夫が、海外で駅のホームやカフェで気軽に愉しめるワインの旨さに驚き、日本の食や歴史文化にあったワインを造るべく、そこで今まで勤めてきた会社を辞め、私財をなげうって自ら京都の食文化に合うワイン造りを行ったのが始まりです。丹波ワイナリーさんのある鳥居野地区は、日本で最も寒暖の差がある場所でも知られ、このカベルネメルローも自社農園産カベルネソーヴィニヨン種とメルロー種をそれぞれ木樽で熟成させました。2009年は梅雨時の雨が多く、日照時間も短かったこともあってか、若干、濃縮度にかける印象をもちましたが、フレッシュな果実味と程よいタンニンが調和していました。

提供者コメント丹波は、丁寧に手をかけて作られているという印象を抱かせる点において、イケダに似たところがあるが、より繊細で、日本人向け、日本食向けという感じがする。京都の料亭の多くが丹波ワインを提供している。価格もリーズナブルで、比較的、早期に品切れになるブランドの一つ。

イケダ・プライベートリザーブカベルネシラー2010           6

産地・明野(山梨県) 醸造者・イケダワイナリー株式会社(勝沼)

葡萄・カベルネソーヴィニヨン・シラー

販売者資料国産ワイン初めてのセパージュです。山梨県北西部にある茅ヶ岳の南麓、明野町産のカベルネ・ソーヴィニヨン65%、シラー35%使用。やや濃いめの紫紅色の色調。カシス、ブラックベリーなどの黒い果実の香りに、黒コショウ、シナモンなどのゆややスパイシーな香りが感じられ、コーヒー、タバコなどの香りも複雑に混ざり合います。フレッシュな果実味としっかりとした酸があり、喉越しは滑らかです。アルコールのほのかな甘さも感じられ、余韻はやや長いです。まだまだ更なる熟成が期待できる赤ワインです。デキャンダージュをすることにより、柔らかな味わいと豊かな香りがお楽しみ頂けると思います。420本限定

提供者コメントイケダは、丁寧に、ぶどうを圧搾せずに、ワインを作り、とてもレベルの高いワインを生産しています。このカベルネシラーは、発売後、すぐに完売し、幻のワインとなっています。この会においても初めての提供ですが、イケダは自社畑を持たず、次、いつリリースされるか解らない貴重なものです。こちらは、たまたま発売直後に、イケダの親友達3人に縁を得て、その推薦とともにお願いし、周りからかき集めて20/420をゲットしました。その際の池田氏の奥さんが、びっくりされていたのが印象でした、その夜の宿で、オーパスワンとサンテミリオンの特級畑のビンテージメルローと飲み比べましたが、私には一番美味しく感じられました。

中央・キュべ三澤インヌイ明野2009                 20

産地・明野(山梨県) 醸造者・中央葡萄種株式会社(勝沼)

葡萄・カベルネソーヴィニヨン・メルロー・カベルネフラン

販売者資料貴重なワインです。グレイトヴィンテージ。inoui=「今までにない」「驚異的な」と言う意味を込めたまさに特別、渾身のキュヴェ三澤です。三澤農場産のカベルネソ〜ヴィニヨン75%、メルロー15%、カベルネフラン10%を使い新樽100%で20カ月熟成させたもの、醸造長の三澤彩奈さんは「どうしても造ってみたかった『ムートン・ブレンド』です、でもプチヴェルドが入って無いんですけどね(笑)」って仰っていました。2009年より「生卵を流してもつぶれない位」繊細なポンプを導入、それまでのピジャージュ主体の撹拌からルモンタージュに切り替えたとのこと。
「タンニンの量ではなく質を重視しています。余韻の長さを感じて頂きたいです。」というコメント。生産本数 約280本。

提供者コメント明野は、三澤茂計氏の働きかけで、山梨県が探索し、いくつかのワイナリーに与えた肥沃な赤土土壌地で、西の山脈によりもたらされるフェーン現象により、日本一の日照時間が得られる、高原の傾斜地に在所する。その畑で、山梨、長野で、歴史的に最高の気象条件(夏の高温、秋の低温)が揃った2009に採取された葡萄から、採算性を度外視して趣味的に作ったという2009三部作の一つ。生産量280本の1本です。ということで、次回の販売があるという保証がない特級ワインです。

 

シャトーメルシャン・城の平カベルネソーヴィニヨン2009        13

産地・城の平(山梨県) 醸造者・メルシャン株式会社シャトーメルシャン(勝沼)

葡萄 カベルネソーヴィニヨン

販売者資料1984年、メルシャンは甲州市勝沼地区に所有する自社畑『城の平ヴィンヤード』で、垣根式によるカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培を始めました。徹底した栽培管理を行う『城の平』の各区画の中でも優れた区画のブドウを醸造、さらに厳選されたキュヴェ(樽別のワイン)から造られる、造り手の夢と情熱を注ぎ込んだワインです。「城の平」は甲府盆地の東端、標高は550600m。勝沼の平地に比べると、昼夜の寒暖差は大きく、収穫期も約1ヶ月程遅く、ふどうの成熟のための最適な気候条件を備えています。当社は1984年からカベルネ・ソーヴィニヨンを垣根仕立てで栽培しています。

提供者コメント国際ワインコンクールで金賞を獲得するレベルの銘柄。その産地の当たり年である2009年ヴィンテージものです。あせらずもう少し瓶熟成を経たほうがよりポテンシャルを堪能できるだろうと言われている5年もの。

 

丹波・スパークリングサラペラヴィ京都2012              2

産地・京都 醸造者・丹波ワイン株式会社(京都)

葡萄 サラペラヴィ

販売者資料京都で栽培したグルジア原産のサペラヴィという品種を100%使用しています。ぶどう本来の複雑味や果実味がバランス良く、酸味の綺麗な品種の特徴が良く現れています。赤でありながら軽快なスパークリングワインに仕上げています。

提供者コメント予備のお口直しです。