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本日のワイン7(日本ワイン第6回)

日本ワインの代表格の御紹介は、第2回、第4回及び第5回で行いましたが、

今回は、マニアック(希少品)ハイコスパ(高品質・低価格)を中心に選びました。

  平成26年5月16日(金)

会場  ネオ ビストロ クガ

メンバー HWA(仮称ヘイル会)会員+ビジター=10名

HWA=ハイレベルワインアソシエイション

ハイレベル=上級というより中高年齢

ワインリスト

丹波・スパークリングサラペラヴィ京都2012              2

産地・京都 醸造者・丹波ワイン株式会社(京都)

葡萄 サラペラヴィ

販売者資料京都で栽培したグルジア原産のサペラヴィという品種を100%使用しています。ぶどう本来の複雑味や果実味がバランス良く、酸味の綺麗な品種の特徴が良く現れています。赤でありながら軽快なスパークリングワインに仕上げています。

提供者コメント 真っ赤だけど以外とすっきりしたスパークです。丹波の作りは、イケダに似た繊細さがあります。

丸藤・ルバイヤートシャルドネ(旧屋敷)2009                   4

産地・旧屋敷(山梨県勝沼) 醸造者・丸藤葡萄種工業株式会社(勝沼)

葡萄 シャルドネ

販売者資料 伝統あるワイン産地山梨県勝沼の地で世界の銘醸地と肩を並べられるワインを造りたいとの思いから1993年、4枚の段々畑の石垣を崩し元の地なりの傾斜地にし、暗渠排水を設けた「旧屋敷」でシャルドネ種の栽培を始めました。彩果(4代目娘さんの名)農場のシャルドネも僅かにアサンブラージュ、シャルドネの品種の特徴を大切にしました。新樽を50%使用、上品で繊細な味わい、芳醇で熟成感のあるワインです。

提供者コメント 丸藤は、日本ワインのメッカ勝沼在の1890年(明治23年)創業の老舗です。3代目の大村春男氏は、1990年にフランス種の垣根式栽培を開始し、地元のみならず全国のワイン醸造を志した若者を指導されて、校長先生みたいな人望があります。ワイナリーを訪れると、大村さん等スタッフが楽しく応対してくれます。メルローは日本各地で美味しく作られていますが、塩尻産の契約農家で作られた葡萄を用いた丸藤のルバイヤートメルロー2004年と2009年もの(塩尻産)は特級の出来で、かつ量産されていますので、お勧めです。

胎内・ツヴァイゲートレーヴェ2012                    3

産地・胎内(新潟県) 醸造者・胎内市営胎内高原ワイナリー(胎内)

葡萄・ツヴァイゲートレーヴェ

販売者資料胎内高原ワイン 2012 ツヴァイゲルトレーベは、「Japan Wine Competition(国産ワインコンクール)2013 (欧州系品種・赤部門)」におきまして、金賞及びコストパフォーマンス賞を受賞いたしました。販売数量に限りがございますが、是非お召し上がりください(限定販売のため、お一人様1本に限らせていただきます。在庫なくなりしだい販売終了となります。)

新潟県の北部にある胎内市は、人口3万人ほどの自然豊かな土地。その町並みや日本海を見下ろす胎内高原のふもと、蔵王山に国内有数の面積を誇る当ワイナリーの葡萄畑があります。 ワインは畑で創られるということを心に留め、手間をおしまず栽培した自園産葡萄をシンプルかつ丁寧に醸しています。

渋みは少なめで、ほのかな甘みを感じる。筋の通った酸味が骨格を支えているといえるでしょう。

提供者コメントコストパフォーマンス賞を受賞しているが、販売はお一人1本とされた為、送料が千円ほど付加されたので、決してコストパホーマンス賞に値しない。

ツヴァイゲルトレーベは、オーストリー産の新しい交配品種。フランス種に勝るとも劣らない質の高さを確認して下さい。岩手大迫のエーデルワインが美味しいのを(価格は4倍する)生産、販売している。

月浦・ドルンフェルダー月浦2011                   4

産地・月浦(北海道) 醸造者・有限会社洞爺湖農産月浦ワイン(洞爺湖)

葡萄・ドルンフェルダー

販売者資料の『月浦 ドルンフェルダー』を醸造するワイナリー、「月浦ワイン」こと「()洞爺湖農産」は北海道の小規模ワイナリー第一号。さらに北海道内の小規模ワイナリーとしては唯一の国産ワインコンクール5年連続受賞した実力派。
北海道洞爺湖のほとりにある月浦地区の自社農園で栽培されたドイツ系の赤ワイン品種「ドルンフェルダー」を100%使って、醸造された赤ワインです。
このドルンフェルダー種。ドイツで50年ほど前に開発され、およそ30年前にEUの認可を得た比較的新しいブドウ品種。本場ドイツでは最も多く栽培される赤ワイン品種の1つですが、日本で栽培する農園はまだまだ数えるほど。
「月浦ワイン(()洞爺湖農産)」のドルンフェルダーの樹齢は古いもので15年以上。日本のドルンフェルダー栽培の草分けといってもいいかも知れません。収量を抑えた栽培、手作業による摘み取り、徹底した選果、醸造、管理。全てを自分たちで一貫して行ない丁寧に作られています。

提供者コメントドイツの新しい赤ワイン用葡萄種がフランス種に負けない質の高さを有している事実を確認してください。

ココファーム・陽はまた昇る                       3

産地・足利(栃木県) 醸造者・有限会社ココ・ファーム・ワイナリー(足利)

葡萄・タナ・カベルネソーヴィニヨン

販売者資料タナ種はフランス南西部マディラン地方の主要な品種です。ココファームでは日本の気候風土に合うブドウ品種を探すなかで、日本と同様に降水量が多い地域のブドウをココファームワイナリーの自社畑に植えてみることにしました。マディラン地方も比較的雨の多い地域のひとつです。
その後、山形と長野の契約農家さんにもお願いしてタナ種を植えてもらい、日本でのこの品種の可能性を感じさせるワインとしてこの『陽はまた昇る』が生まれました。タナ種と相性の良いカベルネ・ソーヴィニョン種もブレンドされています。

提供者コメントタナという聞きなれない葡萄種を味わってください。同じところのノートンは美味しくなかった。

中央・グレイスメルロー明野2009                   5

産地・明野(山梨県) 醸造者・中央葡萄種株式会社(勝沼)

葡萄・メルロー

販売者資料2013年国産ワインコンクール金賞受賞欧州系品種赤部門 最高賞!非常にヴィンテージの良かった2009年のメルロー。入念に除梗しており、青さやエグ味の無いキレイな酒質に仕上がっています。甘さのある凝縮した果実の香り、緑臭さが無くコンポートのようなタップリとした口当たり。 メルローらしさのあるベルベッティな舌触り、アルコールのボリューム感に温かみがあり奥行きのある味わい。09年ヴィンテージを今現在飲むとしたらキュヴェ三澤(価格2〜5倍)よりこちらの方がおすすめかも。

提供者コメントキュべ三澤のセカンド版。しかし2009年の明野の葡萄は、どのワイナリーが作っても美味しく出来ているほど、日本ぶどう歴史上、最高の出来のビンテージのメルロー。そういう意味でハイコスパ。

スズラン・カベルネソーヴィニヨン明野2009              4

産地・明野(山梨県) 醸造者・スズラン酒造工業有限会社(笛吹)

葡萄・カベルネソーヴィニヨン

販売者資料2009年産、カベルネソーヴィニヨンのAランクワイン。日本一の日照時間を誇る、北杜市明野町の自社農園で栽培した果実味豊かなカベルネを使用。冷醸しさせ、豊かなタンニンと濃厚な色素、香味成分が充実したふくよかで、厚味のある、非常に飲み応えの強い1本です。艶やかなフルボディのカベルネソーヴィニヨンを存分にお楽しみ頂ける1本です。

提供者コメント2009明野の葡萄は、誰が作っても美味しくできるほど、日本のワイン歴史上最高であったことを表すワインの一つ。中央葡萄種のキュべ三澤プライベートリザーブ(カベルネソーヴィニヨン)、同インヌイ(カベルネソーヴィニヨン・メルロー・カベルネフラン)そしてイケダのプライベートリザーブカベルネシラー(カベルネソーヴィニヨン・シラー)、同グランキュべシラー(シラー)に続くセカンドレベルもの。

アルプス・ミュゼドゥヴァン松本平ブラッククイーン2006        6

産地・松本平(長野県) 醸造者・株式会社アルプス(塩尻)

葡萄・ブラッククイーン

販売者資料松本平産ブラッククィーンをオーク樽で熟成。濃紫色の深い色合い、凝縮された果実味、そして適度な渋味が特徴のバランスの良い味わいとなっています。

提供者コメント当たり年の2006のビンテージのみが、2008年国産ワインコンクール銅賞(2006)、2010年国産ワインコンクール銅賞(2006)、2012年国産ワインコンクール金賞(2006)と受賞し、他の年代のビンテージの4倍の価格をしていました(現在いずれの酒屋にも在庫なし。他の年代のビンテージものは購入可)。

ブラッククィーンはマスカットベリーAとともに、米国系品種と欧州系品種とを日本で交配して作られた日本固有種です。年によって大きく出来が違うようです。マスカットベリーAのワイン(赤)は日本の多くのワイナリーで作られていますが、美味しいものに当たったことがありません。日本の代表種ともいえるブラッククイーンの当たり年ものです。好みは分かれるかも知れません。