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本日のワイン15(日本ワイン第10回)

時  平成27年1月27日(火)

会場  シェ・モリタ

メンバー HWA13名

日本ワインとは

 日本で生産された葡萄により、日本で醸造されたワインで、外国で生産された葡萄やワインを日本で瓶詰めした

ような日本国産ワイン(法律で認められている表示)と区別するために、日本のワイン界で提唱された名称です。

日本全国では100以上の、九州には10以上の、日本ワインのワイナリーが存在しますが、本日の安心院スパークの他、熊本のデラウエア、都農のシャルドネアンフィルタード等がお勧めです。

日本ワインの特色

 2001年頃から、日本において、外国種の葡萄栽培が始められ、若者たちが葡萄酒先進国の大学や醸造所で葡萄栽培やワイン醸造を学び、各地に日本ワインを生産するワイナリーが出来、以後、ほんの一部ですが、ワイン先進国のワインに勝るとも劣らないワインが出現し出しました。日本ワインは、軟水的な、繊細でまろやかな旨みを持ったものが多く、日本食に合うものが多いと思います。ただ、各ワイナリーのワインの生産量が極めて少ないので、美味しいものは、一部の愛好家しか味わえていないのが現状です。今日は、その一部を御紹介致します。

 

 

ワインリスト

安心院・(安心院)スパークリング2011×2                       6

産地・安心院(大分県) 醸造者・安心院葡萄種工房(安心院)

葡萄 シャルドネ

販売者資料 安心院で収穫されたシャルドネを100%利用したスパークリングワイン。ビン内2次発酵にて製造。酵母からの風味を引き出し、よりクリーミーな泡立ちになるようにビン内での発酵後、1年以上の瓶熟成をさせました。その後、デゴルジュマン(瓶の口部分に澱を集め、その部分を冷凍して抜き取る方法)で酵母を取り除き仕上げた辛口スパークリングワイン。

提供者コメント 日本ワインコンクール2013及び2014のスパークリング部門最高金賞です。

丸藤・ルバイヤートシャルドネ(旧屋敷)2009×2                     8

産地・旧屋敷(山梨県勝沼) 醸造者・丸藤葡萄種工業株式会社(勝沼)

葡萄 シャルドネ

販売者資料 伝統あるワイン産地山梨県勝沼の地で世界の銘醸地と肩を並べられるワインを造りたいとの思いから1993年、4枚の段々畑の石垣を崩し元の地なりの傾斜地にし、暗渠排水を設けた「旧屋敷」でシャルドネ種の栽培を始めました。彩果(4代目娘さんの名)農場のシャルドネも僅かにアサンブラージュ、シャルドネの品種の特徴を大切にしました。新樽を50%使用、上品で繊細な味わい、芳醇で熟成感のあるワインです。

提供者コメント 丸藤は、日本ワインのメッカ勝沼在の1890年(明治23年)創業の老舗です。3代目の大村春男氏は、1990年にフランス種の垣根式栽培を開始し、地元のみならず全国のワイン醸造を志した若者を指導されて、校長先生みたいな人望があります。ワイナリーを訪れると、大村さん等スタッフが楽しく応対してくれます。メルローは日本各地で美味しく作られていますが、塩尻産の契約農家で作られた葡萄を用いた丸藤のルバイヤートメルロー2004年と2009年もの(塩尻産)は特級の出来で、かつ量産されていますので、お勧めです。

イケダ・プライベートリザーブカベルネシラー2010×2              11

産地・明野(山梨県) 醸造者・イケダワイナリー株式会社(勝沼)

葡萄・カベルネソーヴィニヨン・シラー

販売者資料山梨県北西部にある茅ヶ岳の南麓、明野町産のカベルネ・ソーヴィニヨン65%、シラー35%使用。やや濃いめの紫紅色の色調。カシス、ブラックベリーなどの黒い果実の香りに、黒コショウ、シナモンなどのゆややスパイシーな香りが感じられ、コーヒー、タバコなどの香りも複雑に混ざり合います。フレッシュな果実味としっかりとした酸があり、喉越しは滑らかです。アルコールのほのかな甘さも感じられ、余韻はやや長いです。まだまだ更なる熟成が期待できる赤ワインです。デキャンダージュをすることにより、柔らかな味わいと豊かな香りがお楽しみ頂けると思います。420本限定

提供者コメントイケダは、丁寧に、ぶどうを圧搾せずに、ワインを作り、とてもレベルの高いワインを生産しています。このカベルネシラーは、発売後、すぐに完売し、幻のワインとなっています。この会においても初めての提供ですが、イケダは自社畑を持たず、次、いつリリースされるか解らない貴重なものです。こちらは、たまたま発売直後に、イケダの親友達3人に縁を得て、その推薦とともにお願いし、周りからかき集めて20/420をゲットしました。その際の池田氏の奥さんが、びっくりされていたのが印象でした、その夜の宿で、オーパスワンとサンテミリオンの特級畑のビンテージメルローと飲み比べましたが、私には一番美味しく感じられました。

メルシャン桔梗ヶ原メルロー2009×2                     22

産地・桔梗が原(長野県塩尻) 醸造者・シャトーメルシャン(勝沼)

葡萄 メルロー

販売者資料 1976年からメルローの植栽を始め、85年の初ヴィンテージ以来、日本最高のメルローワインとして評価されてきた「桔梗ヶ原メルロー」。契約栽培農家と共に培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。2002年は生育期を通して日照量、気温が高く、収穫期も雨が少なかったため、健全なブドウを収穫できました。また、この年、新たに木桶の発酵容器を導入し、温かみのある柔らかい原酒を得ることにより、スタイルに深みが増しました。パリの星つきレストラン「ル・サンク」オンメニューのワインです。

提供者コメント メルシャンは、日本で初めての民営のワイナリー(1877大日本山梨葡萄酒会社)を承継する会社で、1976桔梗が原でメルロー、1984城ヶ平でカベルネソーヴィニヨン、1990北信でシャルドネ、2003マリコで多種自己農園を開発し、海外でも多く受賞し、日本を代表する大手ワイナリーです。

美味しい割には、日本のワインとしては高価格設定なので、今でも探せば、ヴィンテージによっては、手に入ります(2002は不可能です)。桔梗が原(メルシャン)のメルローは、やはり特級クラスと評価できる塩尻低地(丸藤)のメルローに比べると、軽やかで柔らかな渋みが入ります。

 

 

★会費計算(オプション別) 

食事代(持込み料込み)6000+ワイン(47000÷13=)3615=9615=9500+α