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本日のワイン20(日本ワイン第14回)

時  平成27年6月10日(水)

会場  ル・シュバリエ

メンバー HWA16名

日本ワインとは

 日本で生産された葡萄により、日本で醸造されたワインで、外国で生産された葡萄やワインを日本で瓶詰めした

ような日本国産ワイン(法律で認められている表示)と区別するために、日本のワイン界で提唱された名称です。

日本全国では100以上の、九州には10以上の、日本ワインのワイナリーが存在しますが、本日の安心院スパークの他、熊本のデラウエア、都農のシャルドネアンフィルタード等がお勧めです。

日本ワインの特色

 2001年頃から、日本において、外国種の葡萄栽培が始められ、若者たちが葡萄酒先進国の大学や醸造所で葡萄栽培やワイン醸造を学び、各地に日本ワインを生産するワイナリーが出来、以後、ほんの一部ですが、ワイン先進国のワインに勝るとも劣らないワインが出現し出しました。日本ワインは、軟水的な、繊細でまろやかな旨みを持ったものが多く、日本食に合うものが多いと思います。ただ、各ワイナリーのワインの生産量が極めて少ないので、美味しいものは、一部の愛好家しか味わえていないのが現状です。今日は、その一部を御紹介致します。

 

 

ワインリスト

安心院・(安心院)スパークリング2012×2                   3.5×27

産地・安心院(大分県安心院) 醸造者・安心院葡萄種工房(安心院)

葡萄 シャルドネ

販売者資料 安心院で収穫されたシャルドネを100%利用したスパークリングワイン。ビン内2次発酵にて製造。酵母からの風味を引き出し、よりクリーミーな泡立ちになるようにビン内での発酵後、1年以上の瓶熟成をさせました。その後、デゴルジュマン(瓶の口部分に澱を集め、その部分を冷凍して抜き取る方法)で酵母を取り除き仕上げた辛口スパークリングワイン。

提供者コメント 日本ワインコンクール2013(2011もの)及び2014(2012もの)のスパークリング部門最高金賞です。ワイナリーによると、2013ものの出来は更に良いそうですが(審査は7月末)、例年より増産したと言うことなので、若干手に入れやすくなると思います。

熊本・デラウエア(契約農家)2013×2                       1.5×23

産地・熊本(熊本県熊本) 醸造者・熊本ワイン株式会社(熊本市北区)

葡萄 デラウエア

販売者資料 熊本ワインは平成11年創業の若いワイナリー。熊本県産の葡萄にこだわり、現在は14カ所の契約農場で栽培された葡萄でワインをつくっています。熊本ワインでつくられるのは加熱処理を行わない生ワイン。フレッシュな味わいを楽しめます。このデラウェアは甘い香りがふわっと広がるやや甘口の白ワイン。口に含んだ味わいは香りほど甘くはないので料理にも合わせられます。おすすめはサウザンドレッシングのサラダや、野菜たっぷりソースたっぷりのチーズハンバーガー、スープカレー。よく冷やしてどうぞ。

提供者コメント 提供者が、日本ワインを見直すきっかけとなったワイン(3年前のビンテージ)です。40年前は吞むレベルになかった日本の白ワインでしたが、それは、ドイツタイプだけどドイツのワインに勝るとも劣らないフルーティで上質なワインとの出会いでした(2013は未だ試飲していません)。ドイツワインのQBAないしキャビネットクラスのすっきりした甘さを感じましたが、ワイナリーは辛口と謳っています。熊本ワイナリーの白ワインが全国区になったのは、菊鹿シリーズ(直営の菊鹿農場産)で各賞を受けてからですが、提供者は、高価な(5千円ライン)菊鹿シリーズよりも、熊本レーベルのこの安価なワインの方を評価しています。シャルドネやソーヴィ二ヨンブランとは異なった(マスカットに近い)風味を味わって、意見をお聞かせ下さい。

イケダ・グランキュべ甲州菱山畑2012×2                3.5×27

産地・菱山(山梨県勝沼) 醸造者・イケダワイナリー株式会社(勝沼)

葡萄・甲州

販売者資料勝沼で長年醸造責任者をしていた池田俊和氏が「自分のワインを造りたい」と、長年の夢であった独立をとげ、勝沼のワイナリーを買い取りイケダワイナリーを誕生させました。1995年設立ですから勝沼で最も新しいワイナリーの1つです。そして最も素晴らしいワイナリーの1つでもあります。良質なぶどうから高品質のワイン造りを目指す家族経営の小さなワイナリーですが、その分、手抜きをしない丁寧なワイン造りを心掛けています。

 

提供者コメントケダは、丁寧に、ぶどうを圧搾せずに、ワインを作り、とてもレベルの高いワインを生産しています。甲州は、日本ワイン第2回で提供した2011ビンテージが秀逸でした。家族でワイン作りを行なっている小さな新しいワイナリーですが、カベルネソーヴィ二ヨン、シラー、甲州の実績により、既に、地元の老舗ワイナリーやワインショップから高い評価を受けています。

グレイスメルロー明野2009×2                     5×210

産地・明野(山梨県北杜) 醸造者・中央葡萄酒株式会社(勝沼)

葡萄 メルロ・プティヴェルド・カベルネソーヴィニヨン

販売者資料 照りのある濃いガーネットの色調。香りは芳醇、ダークチェリー、カシスなどの果実香と、すみれを思わせるフローラル感、黒コショウのようなスパイス感、コーヒー、シナモンの木樽由来の香りが複雑に調和している。味わいは、アタックは柔らかで、なめらか、2009年のビッグヴィンテージならではの果実の凝縮感、厚みのあるタンニンがこのワインに奥行きを与えている。(島田雪子)2013.10.16

提供者コメント キュべ三澤のセカンド版。日本ワイン史上最高の気候に恵まれた最高の地域で作られた葡萄によって造られている希少品。同年度に仕込まれた唯一ビンテージ年度のプライベートリザーやインニュイやキュべ三澤程ではないが、同じ明野の畑のぶどうで作られており、高水準に変わりはない。

城の平カベルネソーヴィ二ヨン2009×2                14×228

産地・城の平(山梨県勝沼) 醸造者・キリン株式会社・シャトーメルシャン(勝沼)

葡萄 カベルネソーヴィ二ヨン

販売者資料1984年、メルシャンは甲州市勝沼地区に所有する自社畑『城の平ヴィンヤード』で、垣根式によるカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培を始めました。徹底した栽培管理を行う『城の平』の各区画の中でも優れた区画のブドウを醸造、さらに厳選されたキュヴェ(樽別のワイン)から造られる、造り手の夢と情熱を注ぎ込んだワインです。「城の平」は甲府盆地の東端、標高は550600m。勝沼の平地に比べると、昼夜の寒暖差は大きく、収穫期も約1ヶ月程遅く、ふどうの成熟のための最適な気候条件を備えています。

提供者コメント日本ワイン史上最高の気候に恵まれた2009年ヴィンテージものです。あせらずもう少し瓶熟成を経たほうがよりポテンシャルを堪能できるだろうと言われている6年もの。2014年リュブリアーナ国際ワインコンクール金賞/日本最高賞、2013年国産ワインコンクール欧州系品種赤金賞。

 

★会費計算(オプション別) 

食事代金8000+ワイン実費(53000÷16=)3312=11312=11000