寒蘭新情報2010

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寒蘭・春蘭新情報の第2版です。

表紙 「妖 精」

山蒔交配・九州産同士の交配。山(畑)蒔き交配では、少なからず両親青葉から黄系の新芽が出現する。

「妖精」は、平成19年初開花で様子見花として残存。平成20年の2次開花で特異な芸を出した。

弁は白一文字系、舌は白地にモザイク桃で独特の美観をもたらしている。

以下、掲載者が、独断と偏見(しかし普遍的性)で選抜した特級合格品を紹介します。

今回の掲載は、少数ながら、レベルが高い花ばかりでした。

独断と偏見の基準は、総合的に見て魅力があること、新規性があること、綺麗さがあること、

他にない魅力ある個性があること、各ポイントにおいて大きな欠点を有しないこと(花間が詰まる等)

を視野においていますが、仮に少々の欠点があっても、特段の魅力を有したものは加えています。

「李  紅」(秀紅は誤植)・大輪、花間、色彩、弁型、舌色型全てが揃っている。  「侍日本」・中輪、花間は最高、弁型は自然に整うかは疑問。舌は巻く。

 

「火祭り」・太花タイプの美花。舌は巻く。将来は花型、花間に課題。 「紅美鳥」・自然種とのこと。特に特徴はないが、美しく整っている美花。

 

「青 峰」・太弁の峰昌タイプ。峰昌に比べて緑が明るく、三弁の線状が無い。   「極」・優しい古都タイプ。繊細な美しさ有り。花型、花間申し分なし。

 

「八千代」・西米良縄瀬の無点系青はコンパクトながら良花の産地で著名。  「昌 雪」・開花後相当期間経過の状態。開花時は最高。3枚葉3本の小木に開花。将来は未知数。

 

「滝山」・女雛×歌麿の大輪円弁トップ花。            裏表紙「素 桜」・肉厚弁濁りのない素芯。
「不如帰」・千葉成田付近山林産の紫弁紫舌トップ花。       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・